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その他 保育所に入れない 待機児童、最多の4.6万人

3月25日 NIKKEINET
認可保育所に申し込みながら入所できない「待機児童」は昨年10月時点で4万6058人で、前年同月と比べ5874人増えたことが25日、厚生労働省の調査で分かった。
待機児童数は現在の方法で統計を取り始めた2001年以降で最多。また、昨年4月時点の2万5384人に比べると、1.8倍になった。

待機児童では3歳児未満が3万9099人(84.9%)に上った。
全国の保育所の定員数は増えているが、同省は「出産後も働き続ける女性が増えたことに加え、不況で共働きをしようとしている女性も増えているのではないか」とみている。

10月時点では、07年は3万6860人にとどまっていたが、08年は4万184人と増加しており、2年連続で4万人を突破した。

政令市や中核市を除く都道府県別では東京(1万1436人)や埼玉(2037人)、神奈川(1759人)、大阪(1701人)など大都市周辺が多かった。
政令市や中核市では横浜市(2414人)が最も多く、川崎市(1490人)、名古屋市(1249人)が多かった。
(以上、記事より)

待機児童の問題は解消されるどころか、かえって増えている状況にあります。

働きたいと思っている母親に対し、行政的な考え方でした待機児童に対する対策をとらないようでは、一向に解決されません。

物理的に数が少ないという事だけでなく、公立の保育園だと預かり時間に制約があり、フルタイムでの正社員勤務を希望していても、フルタイムで働けないという事になります。

育児介護休業法の改正があり、今後は企業側に短時間勤務制度の導入が義務付けられます。
法律で拘束しても実態とのかい離は解消されません。

働くお母さん達の生の声をきいて行政制度に反映させてほしいところです。

保育所入所待機児童数(平成21年10月)について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000584s.html


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投稿日:2010/03/25
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