人事・労務の知恵袋

【人事・労務】 働き方改革で管理職にしわ寄せ

労働法の管理監督者は、労働時間・休日・休憩の適用が除外されており、時間外労働の上限規制から部下の仕事のしわ寄せなど、病んでいる管理職が増加しています。

マンパワーグループ社の中間管理職を対象にした「勤務先でどの程度、ストレスを感じているか」の調査によれば、「非常にストレスを感じている」「ややストレスを感じている」と合計8割を超えており、ストレスの原因のトップは多い順に「上司との関係」(47%)「仕事量が多い」(36%)「仕事の内容」(34%)となり、上司との間のギャップやズレがストレスを増大させていることがわかります。

産業能率大学の「上場企業の課長に関する実態調査」によると、「プレイヤーとしての仕事がある」と答えた人は実に99%おり、プレイヤーとしての活動がマネジメント業務に支障があると答えた人が59%も存在しています。

また、課長の悩みとして多く挙げられていたのは「部下がなかなか育たない」(40%)、「部下の人事評価が難しい」(32%)と、部下に関する悩みが上位を占めています。
プレイヤーの仕事も含めて「業務量が増加している」ため、明らかに部下とのコミュニケーションの時間が減っているとわかります。

パーソル総合研究所の「働く意識」の国際比較(アジア太平洋エリアの14カ国・地域)調査によれば、「管理職になりたい」という日本人の非管理者の割合は21.4%と最下位でした。

管理職になりたくないというの根源は「課長の働き方」にあるとの声もありますが、課長が管理監督者性として適正化どうか含めて企業ごとに検討されてはいかがでしょうか。
過去記事「管理職と管理監督者」
https://www.nari-sr.net/chiebukuro/archives/326

管理職がイキイキと働いているかどうかは、働きたくなる会社にとって大きな要素になります。会社としてのキャリアプランや管理職の処遇体系も見直してはいかがでしょうか。

人材育成から定着率向上につながる人事評価制度
https://www.nari-sr.net/media/seminar/201702-03

投稿日:2019/09/09
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