人事・労務の知恵袋

採用 求人フリーペーパーの利用実態

インテリジェンスが、関東在住の15歳から34歳の男女約 4,300名を対象とした「求人フリーペーパー利用実態調査」の調査結果を発表しました。

利用者の60%以上が若年層
24歳以下の層が全体の60%以上を占めており、他のメディアと比べ、求人フリーペーパーは、20歳代前半の学生を中心とした若年層の利用者が多い。

入手場所は「駅構内」「コンビニエンスストア」が上位
入手場所は「駅構内」と回答した人が48%と最も多く、次いで「コンビニエンスストア」(36%)、「スーパー」(22%)、「本屋」(15%)、「飲食店」(8%)、「地下道」「学校」(3%)となっており、通勤や買い物の途中など、生活圏内の身近な場所で手に取っている人が多い。

利用頻度は「週1回」が約半数
「週1回」と回答した人が52%と最も多く、次いで「週2~3回」(18%)、「2~3週間に1回」「1日1回」(7%)となっており、求人フリーペーパーの発行頻度に合わせ、新たな情報を入手している。

利用理由は「無料」や「気軽さ」が決め手
「無料」と回答した人が62%と最も多く、次いで「入手しやすい」(50%)、「気軽に利用できる」 (34%)、「自分の探しているエリアの求人情報数が多い」(33%)、「使いやすい」(25%)。
駅やコンビニエンスストアなど身近な場所にあり、無料で気軽に利用できること、自分の探しているエリアの求人情報数の多さが決め手になっている。


求人フリーペーパーが発行された当時は、パート・アルバイト向けで地域密着の求人情報を発信するフリーペーパーが主でしたが、最近は正社員向けの求人情報もかなり多く、従来の有料求人雑誌がカバーしていた求人内容が網羅されており、かつ「無料」であることが、求職者への普及を飛躍的に伸ばした要因になっているようです。

求人情報が若年層向けで職種も専門的なものより未経験からでも受け入れるようなものが多いため、web求人での主力である中堅どころの求人情報との住み分けができているように感じます。

思うような人材確保ができにくくなっている採用市場。
企業が求める年齢層・職種の人材がどの求人媒体を利用しているかを把握しながら、自社のアピール効果をあげる方法をこまめに検討する必要に迫られているようです。
 

投稿日:2007/07/04
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