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年金・保険 国民年金保険料納付率が過去最低

平成23年度の国民年金保険料の現年度納付率が58.6%で過去最低と報道されました。

年齢別では、以下の通り。
20~24歳 50.1(%)
25~29歳 46.1
30~34歳 49.6

35~39歳 55.6
40~44歳 57.1
45~49歳 59.4
50~54歳 65.2
55~59歳 71.8

実質的な下げ幅は縮小傾向にあるとしていますが、下がっている事には間違いありません。

報道では、若年層の年金に対する不信感が納付率低下につながっているとされています。

では保険料の納付率に対して、国民年金加入率はどうかというと各年齢層での変化はさほどなく、~29歳以下の若年層にも大きな変化はありません。

対して40~49歳の加入率が増加傾向にあるのと、55~59歳の層で減少傾向にある点が注目されます。

全加入者1,904万人で主な加入年齢では、20~24歳が380万人、25~29歳が198万人、40~44歳が221万人、45~49歳が188万人、55~59歳が284万人となっています。

加入者数の変化は少ない中で保険料の納付が下がっているという結果は、就業状況があまり良くない、加入者の年収減少、制度への不信感などが原因と考えられています。

行政では様々な施策を打ち出していますが根本的な解決になるとは思えず、国民年金保険料の納付率現象が今後も続くと考えられます。

民間企業と社員の保険料は強制的に徴収される中、社員からは厚生年金保険料だけ払いたくないという声もあがります。

なぜ?と聞くと「払っても将来もらえないんでしょ?」と返ってきます。

「保険料の納付をした分だけは確実に年金がもらえる」という仕組みが見えない限り、年金制度への不信感もぬぐえず保険料納付率も低下し続けるという事になるのでしょうか。

平成23年度の国民年金の加入・保険料納付状況

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002eiiw-att/2r9852000002einz.pdf

平成23年度の国民年金保険料の納付状況と今後の取組等について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002eiiw-att/2r9852000002einn.pdf


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投稿日:2012/07/09
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