131212-1トレンドマイクロ株式会社の「就活生と社会人のSNS利用とプライバシー意識に関する調査」より。

【調査結果の概要】
 
1)不特定多数への公開投稿

・日々の出来事を不特定多数に公開している: 就活生 82.2%、社会人 54.8%

・一日に2回以上SNSに投稿する: 就活生 59.8%、社会人 19.8%

・SNSに投稿する際、情報公開の範囲を「意識していない」: 就活生 35.5%、社会人 29.4%

 
2)写真投稿によるプライバシー侵害

・SNSに他人の写真を投稿した経験がある: 就活生 49.5%、社会人 35.1%

・勝手に自分の写真をSNSに投稿された経験がある: 就活生 49.5%、社会人 24.6%

・勝手に自分の写真を投稿されて「不快」と感じた: 就活生 58.5%、社会人 70.5%

 
3)インターネットの炎上問題
・自分のまわりに炎上問題のリスクはない:就活生 53.3 %、社会人 45.2% 


学生の場合、社会人に比較するとSNSを日常的に利用している数も圧倒的に多く、SNSへ情報を公開する事への抵抗も少ない事は容易に想像されます。

情報公開に対する抵抗が少ない分、公開する内容の重要性に対する意識が低く、就活上での企業とのトラブルもみられます。

最近相談があったケースでは、採用面接にきた学生が面接終了後すぐにSNSで感想をアップしたのを採用担当者が見つけ、内容が不快で、面接担当者に対する中傷と企業に対する誹謗であり、応募してきた学生を不採用にしたいとの事でした。

SNSへ公開した内容というのは「株式会社○○○○って思ったより大した事ないな。あんな商売だったら先もみえてそうでどうしよう。面接担当者はいけてないし、あんなのが上司になったら超うざそう。。。やっぱ受けるの辞めようかな」というもの。

本人は友人だけに公開したつもりが、SNSでの公開設定が一般になっており誰でも見られる状態になっていたようです。

近年問題となっている自社商品や商材、店舗などで、消費者が不快に感じるいたずらや悪ふざけの写真を投稿する、いわゆる炎上問題について、就活生は53.3%、社会人は45.2%が「自分の周りにはリスクはない」と、調査でも回答されているように、自分の発言は周囲への影響もないだろうし、自分の周囲には炎上となるようなリスクはない、と捉えがちです。

この企業が考えているリスクと当人たちが捉えている認識の差が、炎上問題を引き起こしているといえます。

SNSの利用は、投稿する情報の内容が適切かどうか意識し、プライバシー設定を正しく行わないと、不特定多数へ意図せず情報が公開されてしまうリスクが常にあります。

一度流れてしまった情報は削除する事が難しく、一定期間ネット上で不特定多数の目に触れる状況にもなり得ます。

情報の取り扱いについては、企業情報・個人情報問わず重要性と公開する上での責任を常に自覚するよう、新卒社員だけではなく一般社員・役職者に対しても、SNS利用に関する定期的な教育が必要といえます。 

就活生と社会人のSNS利用とプライバシー意識に関する調査
http://www.trendmicro.co.jp/jp/about-us/press-releases/articles/20131205004613.html?cm_re=news-_-corp-_-press


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