人事・労務の知恵袋

人事・労務 正社員の人手不足 約52.6%

【執筆者】社会保険労務士法人スマイング コンサルティンググループ マネージャー 薄田 順矢

帝国データバンク社は「人手不足に対する企業の動向調査」結果を公表しています。
2024年1月時点の、全業種の従業員の過不足状況について、正社員が「不足」の企業は52.6%となり、業種別ではITエンジニア不足が顕著な「情報サービス」が77.0%で最も多く、過去最高を更新しており、「2024年問題」が懸念されている建設、物流、医療業では、それぞれ約7割が人手不足と回答しています。
非正社員の人手不足割合は29.9%で、業種別では「飲食店」(72.2%)が最も多く、派遣人材の不足が聞かれる「人材派遣・紹介」も6割超で続いています。
人手不足を感じる企業では「2024年度における正社員の賃上げ実施見込み」は65.9%で、人手が「適正」(55.7%)、「過剰」(51.6%)な企業に比べ、賃上げに積極的である傾向が見られるようです。
帝国データバンク社は「同業他社の動向なども考慮しつつ、どのように賃上げを行い人材の定着・確保へとつなげられるか、企業は人手不足解消に向けた重要な局面に立たされている。」とコメントしています。
ベースアップや新卒者の初任給の増額のご相談もお聞きします。
どのように賃上げを実施したらいいか悩まれている企業は、現状の賃金制度の改訂や新たな人事評価制度導入を検討されるのも一考です。
実践経験豊富な専門家が解説する人事評価制度セミナー

投稿日:2024/03/04
IT業界の人事・労務、就業規則 社会保険労務士法人スマイング
〒151-0072 東京都渋谷区幡ケ谷2-14-9 ヤナギヤビル4F
新宿駅から京王新線で3分「幡ヶ谷駅」下車 北口より徒歩1分
※当サイトの文章、イラスト、写真、図や表などの無断転載を禁止します。

人事・労務の知恵袋一覧

PAGETOP